個人売買(オークション)で落札されたお車の点検
個人のオークションにて中古車を落札されたお客様から「車検みたいにひとまわり点検してほしい」との御依頼。
とにかく目立つのは車体下部やブレーキが錆に塗れているという点。
前オーナーさんが雪の多い地域や沿岸部などで使用されていた場合にはよく目にする状態です。
まずブレーキだけは整備しておきたいとの御希望で4輪すべてのブレーキをオーバーホールしました。
写真のディスクローター(上部2点)はブレーキパッドの接触面がサビの浮き上がりによってごく一部分だけで
制動していた様子です(細いスジがひと回り見えます)
今回はご予算を抑えるためにディスクローターは4枚とも社外品を使用しました。(写真下部)
ひとまず最低限の安全確保のためにブレーキのみ整備するとの御要望となりました。
当社も中古車販売に力を入れておりますが、現車を見ずに仕入れるのは大変難しいため行っていません。
当社の中古車は必ず現車を確認してから仕入れおります。
外装や下部、室内の状態(シートの染みやハンドルのスレ具合)などは写真の写り方によっても見え方が変わります。
また、タイヤの状態は多くの場合「〇分山」、「〇㎜」などといった溝の表記のみがされていますが、実は製造から
10年上経過していて亀裂が発生なんてこともあります。
インターネットでの売買が盛んですが中古車は高価なお買い物です。
「高額な中古品」であり個人売買ではほとんど「基本的にノークレーム」のようです。
必ず現車を確認してからの御購入をおすすめいたします。